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建売・分譲住宅で人気の平屋は可能?平屋の魅力と長野市で平屋を販売している施工会社を紹介
公開:2023.09.30 更新:2024.07.09平屋とは1階建ての家のことをいい、階段がないため子供からお年寄りまで安全かつ快適に過ごせます。近年、核家族化が進み、将来を見越して子育て世代で平屋を希望する人も多いです。また、平屋専門の住宅メーカーやプランも増えています。
目次
平屋の魅力とは?人気の理由
平屋とは1階建ての家のことをいいます。戸建て住宅といえば2階・3階建てが多いですが、近年では平屋を希望する人も増えてきています。平屋には2階・3階建ての家にはない魅力がたくさんあります。
バリアフリー化しやすい
平屋には魅力がたくさんありますが最大の魅力は、バリアフリー化がしやすいことです。家族に車椅子など身体の不自由な人がいる人や足腰が弱くなる老後を見越して平屋を選択する人も多くいます。平屋は階段を設ける必要がなく、ワンフロアにすべてのスペースを収めるため、車椅子でも移動しやすいです。
スペースを有効活用できる
平屋の魅力はバリアフリー化しやすいだけではありません。階段がない分スペースが空くため、趣味のスペースや書斎としてスペースを有効活用できます。階段の上り下りがないため、掃除機や床を拭く際も段差がなく簡単でスムーズです。
階段がない分、転落のリスクもなく高齢者や子供でも快適に暮らせます。1フロアにすべての部屋が収まるため、人の気配を感じやすく高齢者や小さい子供にも目が行き届きやすくなるため安心です。また、コミュニケーションが取りやすい環境をつくれます。
開口部を広くとれる
平屋は開口部を広くとれるところも魅力です。通常2・3階建ての場合、空気の循環を工夫しなければなりませんが、平屋は障壁を少ない間取りにできるため、風通しがよくなります。また2階がない分、天井を高くできるため空間を広くでき、さらに天井に大きな窓を設置して日当たりのよい家にできるという点もメリットの一つです。
コストを抑えられる
平屋は全体的にコストを抑えられます。経年とともに家は劣化するものです。その際にはメンテナンスが必要になってきますが、特に屋根や外壁は放っておくと建物の劣化を早めてしまいます。2階以上の家の場合、屋根や外壁工事は足場設置が必須です。足場設置も施工費用に含まれているため、その分高額になりますが平屋の場合は足場設置がなく費用を抑えられます。
また、2階以上の家よりも屋根が広くできるため太陽光発電が利用しやすい点も魅力の一つです。太陽光発電の電気を電力会社に買い取ってもらうことも可能なため、電気代の節約にもなります。
平屋を建てる為のポイントと注意点
平屋は魅力のある家ですが、建てる前に押さえておきたいポイントと注意点がいくつかあります。
広い土地が必要
平屋は、1フロアにすべての部屋を収める必要があるため、2階建ての家よりも敷地が必要です。土地には建ぺい率というものがあり、敷地面積に対して建物の面積の割合が決まっているため購入した土地いっぱいには建てられません。
建ぺい率はエリアによっても異なりますが、大体は40%から60%のエリアが多いです。土地の大きさは同じでも建ぺい率によって建物に割り振れる坪数は変わります。
土地の環境の影響を受けやすい
どの家も土地の環境に影響を受けやすいのは同じですが、平屋は特に受けやすいタイプです。近隣の家と距離が近かったり、道路に近い立地だったりすると風通しや日の入りが悪くなります。平屋は敷地外から丸見えになってしまったりと、視線が気になってしまうケースが多いため土地を選ぶ際は注意が必要です。
プライバシーの確保が難しい
平屋は近隣の家との距離が近かったり道路に面している場合、外から家の中が丸見えになってしまうなど、プライバシーの確保が非常に難しいです。
視線を遮るような塀やレースカーテン、曇りガラスなどさまざまな工夫が必要になってきます。また、家族間でのコミュニケーションがとりやすくなる一方でプライバシー確保も難しいのもまた、デメリットの一つです。
間取りに工夫が必要
平屋は、家族間でのプライバシー確保も難しいため、間取りに工夫が必要です。2階以上ある家は、寝室や子供部屋は2階に配置していることが多いですが、平屋は1階に配置しなくてはなりません。そのため、防犯面も考慮して部屋の配置を考える必要があります。
部屋をつくる際のテーマ・用途や生活導線を考慮して、水回りをコンパクトにするなどの工夫をしましょう。また、廊下の位置も重要で日当たりが悪いと暗く、使いづらい廊下になってしまうため注意が必要です。
防犯を徹底する
平屋はしっかりとした防犯対策を徹底する必要があります。2階以上ある家は、寝室や子供部屋は上階に配置していることが多いですが、平屋はすべて1階にあり、侵入や覗きなどしやすく危険です。
そのため、センサーライト・防犯カメラ・防犯ガラスなどの採用も視野に入れましょう。通行人などの視線が気になるようなら塀やフェンスなどもおすすめですが、家の周り一周を囲ってしまうと四角になってしまい逆に危険なので注意が必要です。
建売や分譲住宅でも平屋は可能?長野市でおすすめの施工会社
平屋建て住宅を選択する人は全体ではまだまだ少ないですが、最近はハウスメーカーでもプランを展開しているところは多くなっており、需要は高まってきています。
窪田建設株式会社
窪田建設株式会社は、2階建てから平屋まで手掛ける会社です。縁側家族、YOROKOBi、FULLORDERの3つのプランが用意されており、さらに3つのプランの中にさらに細かくプランが分かれています。プランによって屋根の形や縁側・ベランダ付きなどさまざまです。
また、窪田建設株式会社では居住用だけでなく別荘として活用する平屋建て住宅も手掛けています。
大和ハウス
大和ハウスでも平屋建築に特化したプランサービス「平屋暮らし」を提供しています。「平屋の暮らしを楽しもう」というコンセプトをもとに、大屋根やフラット屋根、片流れ屋根など、大和ハウスの注文住宅は幅広い外観デザインが可能です。
また、2種類の工法を採用した平屋商品を展開、鉄骨造の「xevoΣ平屋暮らし」と木造の「xevo GranWood」から選べます。
平屋住宅工房
平屋住宅工房は、長野県を拠点とする平屋専門店です。平屋専門店ならではのプランが用意されており、セミオーダーとフルオーダーから選べます。
セミオーダーは、1LDK(14坪)、2LDK(20坪)、2LDK(22坪)、3LDK(24坪)、3LDK(28坪)の5つの間取りにエッジ、ナチュレ、べトン、ラスティックの4種類のデザインを選べるプランです。
フルオーダーは自由設計なため、用途や好きなデザイン・間取りを決められ自分らしい家づくりができます。また、平屋住宅工房は自然の力を活用し、快適に暮らしながら省エネを実現する設計思想を大切にしています。
特に風通しと防犯面を考慮した窓の位置や吹き抜け・高窓・明採窓の組み合わせを重視した設計を行っているのが特徴です。冬は暖かく、夏は涼しくする断熱にこだわっており、経年劣化や結露に強いグラスウールのブローイング式断熱工法を採用しています。
ブローイングはプラスチック系断熱材に比べて経年劣化があまりなく、火にも強く防音効果に期待できる素材です。
さらに、窓は高性能なアルミ樹脂複合断熱サッシを採用しており、強度と防露、紫外線カット効果に期待できます。このように、平屋住宅工房では設計はもちろんのこと、使用する素材もこだわっており高品質な平屋を実現しています。
平屋建ての家を選択する人は、2階建て以上を選択する人に比べると、まだそう多くはありません。しかし、核家族化や高齢化など時代の変化により、子育て世代などから注目されはじめています。
平屋は、階段がないため転落のリスクやバリアフリー化がしやすいといった点が魅力です。小さい子供がいるファミリー層や老後の生活を見越している人で平屋を選ぶ人が年々増えています。
土地の面積や防犯面など、何かと悩みの種が多いイメージです。最近では平屋専門の住宅メーカーや平屋に特化したプランを出しているメーカーも多くなっており、展示会を開催しているケースもあります。平屋を検討している人は一度、見学会や相談に行くのもおすすめです。