/ ダブル断熱の家とは?エアコン1台で寒さや暑さを気にせず過ごせる家 | 長野で理想の分譲住宅ガイド /
住まいの建築事例
ダブル断熱の家とは?エアコン1台で寒さや暑さを気にせず過ごせる家
公開:2024.05.31 更新:2024.07.09ダブル断熱の家は、外張断熱と吹付け断熱を組み合わせた断熱構造を持つ住宅のことです。この断熱構造により、外部からの冷気や暑さを効果的に遮断し、室内の温度を一定に保ちます。特に寒冷地である長野県などでは、断熱性能が高い家が求められており、ダブル断熱の家が注目を集めています。
目次
長野に注文住宅を建てるなら断熱性能が重要
長野県は、その厳しい冬季の気候と低い室内温度から、日本全国でも寒冷地として知られています。そのため、長野県で家を建てる際には、断熱性能が非常に重要な要素となります。
これは、長野県の地理的な位置と気候条件によるもので、これらの要素が組み合わさることで、長野県の冬季は特に寒さが厳しくなります。
◇長野は外も中も寒い?
長野県では、家の中が非常に寒く、多くの人が寒さに耐えながら暮らしていることがわかります。Weathernewsの調査によると、長野県の室内温度は全都道府県中で最も低く、全国ワースト1位という結果が出ています。
その理由の一つは暖房の使用時間が短いことです。長野県ではエアコンの利用時間が全国41位と少ないため、部屋の温度が上がりにくいのです。また、寒い地域であるにもかかわらず、北海道や東北地方と比べて住宅の断熱性能が低い家が多いことも原因の一つです。さらに、長野県の人々は我慢強く、寒さに耐えることが多いとも言われています。
興味深いことに、長野県よりも寒いとされていた青森県では、エアコンの使用時間が長野県よりも短いにもかかわらず、室内温度が高く、より快適に暮らせていることがデータからわかります。そのため、長野県で家を建てる際には、断熱性能が非常に重要な要素となります。
◇家の中で快適に過ごすためには断熱性能が重要
長野のように、冬の寒さが厳しい地域や、逆に夏の暑さが厳しい地域においても、家の中で快適に過ごすためには、断熱性能が高い家が必要です。断熱性能が高い家は、外部からの冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を一定に保つことができます。
これにより、冬季でも室内で快適に過ごすことができます。また、夏場に快適な室内環境を保つ事も可能です。さらに、断熱性能が高い家は、エネルギー効率も高く、暖房費を節約することができます。
断熱性能の低い家に住み続けた場合のリスク
画像出典先:フォトAC
断熱性能の低い家に住み続けることは、快適さを損なうだけでなく、健康や生活にさまざまなリスクをもたらす可能性があります。
◇ヒートショックのリスクが高まる
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体がダメージを受ける現象です。これが原因で脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気を引き起こす可能性があります。
実際、高齢者の家庭や居住施設で、浴槽での死亡者数が年間4,900人(令和元年)にのぼり、特に冬季の1月をピークに多く発生しています。断熱性能が低い家では、暖房や冷房が届かないトイレ、廊下、脱衣室などで大きな温度差が生じやすくなります。
季節や間取りによっては室内の温度差が10度以上になることもあり、これがヒートショックのリスクを高めます。
◇光熱費の高騰
断熱性能が低い家では、窓や壁、床から外の温度が室内に伝わりやすくなります。例えば、真夏の日中は外気温がそのまま家の中に伝わってしまうため、冷房の温度を低く設定し続けなければなりません。さらに、断熱性能が低いと室内の涼しい空気が外に逃げやすく、一度涼しくなってもすぐにまた暑くなります。その結果、冷房を長時間使い続ける必要があり、光熱費が高くなってしまいます。
一方、断熱性能が高い家は外気温の影響を受けにくく、真夏や真冬でも室内の温度が安定しやすいのが特徴です。保温性も高いため、一度室内が適温になると冷房や暖房を弱めても快適な温度が維持されます。このため、エアコンや暖房を頻繁に使う必要がなく、光熱費の節約につながります。
◇健康寿命が短くなる可能性
断熱性能が低い家では、室内の温度が安定せず、急激な温度変化が頻繁に起こります。これにより、以下の健康リスクが増加します。
部屋ごとの温度差が大きいと血圧が上がりやすく、心臓や血管に負担がかかります。特に冬は室温が18度を下回ると心筋梗塞や脳梗塞、高血圧のリスクが高まります。夏には、室温が高くなりすぎて熱中症の危険が増します。
また、冷えた床近辺は血行を悪くし、血圧に悪影響を及ぼします。研究によれば、室温を2度上げると健康寿命が4歳延びるという結果もあります。このため、断熱性能が低い家に住み続けることは、健康寿命を短くする可能性があります。健康で快適な生活のためには、断熱性能の高い家を選ぶことが重要です。
徹底した気密とダブル断熱で家をまるごと快適に
家の快適性は、気密性と断熱性能に大きく左右されます。徹底した気密とダブル断熱を採用することで、外気温の影響を最小限に抑え、四季を通じて快適な室内環境を保つことが可能です。
◇気密性と断熱性はセットで求められる
気密性と断熱性は、家の中の温度を一定に保つために重要な要素です。気密性が高い家は、外部からの風や湿気の侵入を防ぎ、断熱性が高い家は、冷暖房の効果を最大限に引き出すことができます。
これら二つがうまく組み合わさることで、家全体が一年中快適に過ごせる空間になります。これは、分譲住宅の設計においても同様で、気密性と断熱性を両立させることで、住む人々の生活をより豊かにすることができます。
◇アエラホームのこだわりの断熱
アエラホームでは、断熱性を追求するために、柱の外側と内側の両方に断熱材を使用しています。外張断熱は、外部からの熱の侵入を防ぎ、吹付け断熱は、内部の熱を逃がさないようにします。このダブルの断熱により、家の中は一年中、適度な温度を保つことができます。これにより、家族全員が快適に過ごすことができます。
また、分譲住宅においても、このような断熱設計が採用されており、住む人々の快適さを追求しています。
各階一台のエアコンで快適!住宅性能を重視したセミオーダー式住宅の施工事例
以下でご紹介するのは、各階一台のエアコンで全館冷暖房を実現したセミオーダー式住宅の施工事例です。優れた住宅性能を重視し、エネルギーコストの削減と快適な生活空間を両立させた工夫が随所に見られます。
◇好みのデザインを選択
セミオーダー式住宅の魅力の一つは、自分の好みに合わせてデザインを選べることです。
こちらの住宅では、外壁を黒で統一することでスタイリッシュな印象を演出し、家の外観を引き締めています。一方、家の内部は光が映える白で統一されており、壁紙や床材などもこだわりを持って選び、自分たちらしさを表現しています。
◇収納もたっぷりな家族の顔が見えるキッチン
キッチンのデザインにおいては、壁紙にレンガ調を採用することで他の部屋との雰囲気を巧みに変え、個性的でスタイリッシュな空間を演出しています。キッチン内部には大容量のパントリーが設けられており、これにより食材や調理器具などを効率的に収納することが可能です。
可動式の棚や背面にある引き出し、シンクの下の収納スペースなど、使い勝手の良さを重視した収納設備も備えています。また、キッチンからリビングを見渡せる配置となっており、家族が一緒にいるリビングの様子を把握しながら料理を行うことができます。
さらに、リビングから2階へ上がる階段が家族の顔が見えるように設計されており、家族のコミュニケーションを促進する工夫がされています。
◇優れた気密・断熱性能で各階一台のエアコンで快適
施主のEさんご夫妻は、住宅選びで断熱性と気密性を最重要視しました。以前住んでいたアパートでは冬は寒さやすきま風に悩まされ、夜寝る時やお風呂上りにも不快な寒さを感じていたそうです。
そこで、アエラホームを選んだことで、外張り断熱の効果により冬でも夏でもエアコン1台で2階まで一定の室温を保つことができるようになりました。この改善により、電気代も前の住まいに比べて抑えられ、快適な睡眠環境を手に入れることができました。
断熱性・気密性の高さがもたらす快適さと経済性を実感し、満足している様子が伝わってきます。
長野県では厳しい冬季気候が特徴で、住宅建築においては断熱性能が重要視されています。長野県民は寒さに耐えながら暮らすことが多く、室内温度が低いことが課題となっています。エアコンの使用時間が短いため部屋の温度が上がりにくく、住宅の断熱性能が低いことも影響しています。
気密性と断熱性が高い家は、外部からの冷気の侵入を防ぎ、冬季でも室内で快適に過ごすことができます。断熱性能の低い家に住み続けると、ヒートショックのリスクが高まり、光熱費が高くなるだけでなく、健康寿命が短くなる可能性もあります。
そのため、家を建てる際には、断熱性能の高さを重視することが重要です。アエラホームでは、外張断熱と吹付け断熱を組み合わせることで、家全体が一年中快適な温度を保つことができます。