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分譲住宅の基礎知識
長野で冬を快適に過ごすための分譲住宅の断熱性能ガイド
公開:2024.02.29 更新:2024.03.05長野で分譲住宅を検討しているなら、断熱性能をチェックして快適な冬を実現しましょう。
寒冷な冬が特徴の長野で快適な生活を実現するためには、優れた断熱性能をもつ住まいが不可欠です。断熱性能が高ければ、外気の侵入を抑えることができ、室内温度を安定させ、エネルギー使用量や光熱費の削減に役立ちます。
また、住宅の断熱性能を確認するために注目すべきポイントは窓です。外気の主な入り口の1つである窓には、高性能な断熱材の選定や付加断熱の導入が必要となります。
国の基準だけでなく、積雪量が多い地域ならではの気候条件を踏まえ、断熱等級5以上の性能を備えた住宅を選ぶことが、快適な長野での冬を過ごす鍵です。
目次
長野の分譲住宅における断熱性能の重要性
寒冷地域である長野県で、夏は涼しく、冬は温かく、1年を通して快適な生活を送るためにも、優れた断熱性能を持つすまいは決して欠かせません。こちらでは、長野県の分譲住宅における断熱性能の重要性について、詳しくご紹介いたします。
◇冬季の寒さ対策としての断熱性能
積雪量が多く、冬は北海道並みの気温となる長野県で快適な生活を送るためには、冬季の寒さに対する優れた断熱性能の存在は非常に大切です。適切な断熱が行われていない場合、外気が室内に侵入しやすくなり、結果として、快適な生活を送ることが難しくなってしまいます。しかし、断熱性能に優れた住宅であれば、外部の冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を安定できるでしょう。
◇お財布と環境に優しい分譲住宅を選ぶ
分譲住宅の購入を検討しているのであれば、お財布と環境に優しいものを選ぶとよいでしょう。なお、お財布と環境に優しい住宅の特徴として、優れた断熱性能、木質繊維系の材料が使用されていることが挙げられます。
まず、断熱性能に優れたエネルギー効率の高い住宅を選ぶことにより、冷暖房などにかかるエネルギー消費の削減が期待できるでしょう。その結果として、月々にかかる光熱費の削減にもつながります。
また、住宅の断熱材には、木質繊維系の材料が使用されているものを選ぶとよいでしょう。その理由として、木質繊維系の材料は断熱性能に優れているだけではなく防音材としても使用されるほど、防音性や吸音性に優れている点が挙げられます。また、木質繊維系の材料は天然素材であるため、環境にやさしい特性を持っているとも言えるでしょう。
長野で求めるべき分譲住宅の断熱性能基準
画像出典先:フォトAC
分譲住宅の購入を検討しているのであれば、国が定めた断熱性能基準をしっかりと理解した上で、長野県の気候に適した基準を把握することが大切です。こちらでは、長野県で求めるべき分譲住宅の断熱性能基準について、詳しくご紹介いたします。
◇国の基準と長野の気候に適した基準
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、1年間に消費するエネルギー量と同等以上の再生可能エネルギーの生成を目指した住宅のことです。なお、ZEH基準(断熱性能基準)は国によって定められており、2025年以降は『省エネ基準』の適応が義務化されると言われています。これにより、断熱性能値が国によって定められた数値に満たない場合は、住宅の新築が不可能となる可能性が非常に高いです。
また、ZEH基準と呼ばれる住宅の断熱性能を示す断熱等級は、1~7の段階に分類されており、数字が大きければ大きいほど、断熱性能に優れた住宅であるとされています。積雪量が多く、冬は北海道並みの気温となる長野県の場合、断熱等級5以上であることが求められるでしょう。
◇断熱性能をチェックするポイント
住宅の断熱性能をチェックする際に注目すべきポイントとして、窓が挙げられます。なぜなら、窓は外気の主な入り口のひとつであるためです。そのため、住宅の断熱性能を確認したい場合は、窓が高性能なものであるかどうかをチェックするとよいでしょう。
なお、高性能な窓は断熱性能に優れているだけではなく、結露を防ぐ効果も期待できます。おすすめは、3枚のガラスと2層の空気層でできているトリプルガラス(高性能複層ガラス)ですが、ガラスを二重にした構造を持つペアガラスも高い断熱性能を持っているため、採用するとよいでしょう。また、快適性や保温性能の向上を求めるのであれば、付加断熱および床の付加断熱を採用しているかどうかも合わせて確認しておくことを推奨します。
長野の分譲住宅で実現する快適な冬の生活
積雪量が多く、冬は非常に厳しい寒さとなる長野県で快適な生活を実現するためには、国が定めた基準値以上の性能を持った住宅を購入されるとよいでしょう。こちらでは、長野県で快適な冬の生活を実現するために欠かせない性能の1つである断熱性能について、詳しくご紹介いたします。
◇断熱性能が高い住宅の実例紹介
長野県の断熱等級6のとある住宅では、1年間にかかる光熱費は230,480円とされており、基準の318,330円より年間9万円ほど節約できています。また、別の住宅では、1年間にかかる光熱費は基準の331,630円より11万円近く安い223,960円ほどです。
実際に比較してみると分かるとおり、断熱性能に優れている住宅はそうではない住宅と比べ、家計への負担を大きく軽減できる可能性が非常に高いと言えるでしょう。
◇今後の長野での断熱性能
今後、長野県で住宅を購入するのであれば、国が定めた基準値以上の性能を持った住宅の購入をおすすめします。その理由として、断熱等級5を満たしていない住宅の場合、資産としての価値が大きく低下してしまう可能性があると懸念されているためです。将来、新しい家の建築や引っ越しを考えた際、住宅を売却したいと考えたとしても、住宅としての価値がないと、なかなか買い手が見つからずに困ってしまうといった可能性も考えられるでしょう。
また、長野県では、過去に知事が『国を上回る基準の導入を検討したい』と、発言したこともありました。そのため、長野県で住宅の購入を考えているのであれば、国が定めた基準値以上の性能を持ったものの購入をおすすめします。
長野県の分譲住宅では、寒冷地域ならではの気温変化に対応し、快適な生活を送るために優れた断熱性能が不可欠です。冬季の寒さに備え、外気の侵入を抑えることで室内温度を安定させます。優れた断熱性能を持つ分譲住宅は、住み始めてからのコストやエネルギー使用量の面から、お財布と環境に優しい選択とも言えるでしょう。
また、長野で分譲住宅を選ぶ際には、高性能な窓が設置されているかや、断熱等級5以上の基準をクリアしているかどうかも重要なポイントです。例えば、断熱等級6の住宅では光熱費の節約が見込まれ、将来の資産価値向上にも寄与します。 長野県の基準値が国の基準値を上回ることを想定し、国の基準以上の性能を持った分譲住宅の購入を検討するといいかもしれません。