/ 長野で分譲住宅を選ぶ前後に確認すべきチェックポイント | 長野で理想の分譲住宅ガイド /
分譲住宅の基礎知識
長野で分譲住宅を選ぶ前後に確認すべきチェックポイント
公開:2024.02.29 更新:2024.03.05長野で分譲住宅を選ぶなら、いくつかのチェックポイントを知り、それらをクリアした家を選びましょう。
まず交通アクセスと周辺施設を確認します。最寄りの駅やバス停の距離や都心へのアクセス、生活に必要なスーパーや学校などの施設が近くにあるかを注意深く調査しましょう。また、自然環境も見逃せません。地盤の状態や地震リスク、河川の氾濫など、住環境の安全性などの確認が重要です。これらのポイントを押さえ、住む場所の選定を検討します。
目次
立地と周辺環境のチェックポイント
分譲住宅を選ぶ際、何に注意して選ぶべきかわからない方も多いでしょう。こちらでは、分譲住宅を選ぶ際に確認しておくべきチェックポイントについて、詳しくご紹介いたします。
◇交通アクセスと周辺施設
分譲住宅を選ぶ前後に確認すべきチェックポイントの1つとして挙げられるのは、交通アクセスと周辺施設です。
交通アクセスでは、最寄りの駅やバス停からの距離、都心に行くまでにかかる距離と時間、自分と家族の勤務先や子供の通学先といった、目的地までのアクセスの良さを確認します。また、この際、通勤や通学で利用する場合は電車やバスの本数や運行時間も合わせて確認するとよいでしょう。
周辺施設では、スーパー、コンビニ、病院、学校などの生活に欠かせない施設が近くにあるかどうかを確認します。またこの他にも、子供がいる家庭の場合は幼稚園や保育所、公園やレジャースポットといった商業施設および娯楽施設など、子育てしやすい環境が整えられているかどうかを確認しておくと、住み始めてからも安心でしょう。
◇自然環境と地域の安全性
自然環境では、地盤の状態や地震リスクを調査し、安定した土地かどうか、地滑りや地盤沈下などの地質学的リスクがあるかどうかを確認します。また、近くに河川などがある場合や降水量が多い地域の場合、河川の氾濫や浸水の危険性について調べ、洪水対策が適切に行われているかを確認しましょう。
地域の安全性では、地域の治安状況や犯罪率を調査し、安全な地域であるかどうかを確認します。なお、地域の治安状況や犯罪率は各都道県の警察のホームページを見てみると、さまざまな犯罪に関する市町村別の発生件数などが公表されているため、確認してみるとよいでしょう。
建物の品質と設備のチェックポイント
画像出典先:フォトAC
分譲住宅の場合、注文住宅とは異なり、自分や家族の求めている性能や設備を取り入れにくい可能性が非常に高いです。そのため、住宅の耐震性や設備類に対して、不安を感じてしまう方も少なくありません。こちらでは、分譲住宅の品質と設備のチェックポイントについて、詳しくご紹介いたします。
◇構造と耐震性
一般的な住宅に用いられる構造として挙げられるのは、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などです。どちらの構造を用いた場合でも耐震性能に大きな差はなく、すべての構造の住宅において震度6強~震度7程度の地震に耐えられるよう、建築基準法で定められています。
日本は地震大国と呼ばれるほど地震が発生する頻度が非常に高いため、購入した住宅で安心かつ安全な生活を送るためにも、優れた耐震性の存在は決して欠かせません。なお、住宅の耐震性は住宅性能評価書と呼ばれる住宅の性能を評価した書面の『構造の安定性(耐震性)』という項目で確認できます。
◇設備類
水回りでは、水道や排水の配管や設備が適切に設置されているか、水漏れや水詰まりのリスクがないかを確認します。また、この際、水の出が良好であり、正常に動作するかどうかも合わせて確認するとよいでしょう。
電気設備では、コンセントや照明器具の位置、各部屋にエアコンが設置されているか、また、そのサイズは適切かどうかを確認します。なお、コンセントや照明器具の位置を確認する際は使いやすい位置に設置されているか、キッチンやバスルームなどの特定の部屋に関しては防水コンセントが設置されているかどうかを確認しましょう。
購入後の維持管理と生活費のチェックポイント
購入した住宅で快適な生活を送るためにも、住宅の適切な維持管理やそれにかかる費用および生活費の確認は大切です。こちらでは、長野県で分譲住宅の購入をご検討中の方に向けて、分譲住宅を購入後の維持管理と生活費のチェックポイントについて、詳しくご紹介いたします。
◇維持管理費
一戸建ての場合、1年間にかかる維持管理費は40万円ほどとされており、この中には固定資産税、住宅の修繕にかかる費用の積み立て金、保険料などが含まれています。
なお、固定資産税は毎年1月1日時点の評価額に基づいて計算され、固定資産税評価額×1.4%(標準税率)の計算式が用いられる場合が一般的です。しかし、固定資産税は地方税であるため、自治体により、1.5%や1.6%などと税率に若干の違いが生じる場合も少なくありません。そのため、お住まいの自治体の税率を確認しておくとよいでしょう。
また、一戸建ての場合は、マンションのように修繕積立金が設けられていないため、ご自身で修繕費用を積み立てておく必要があります。一戸建てにかかる修繕費用は600~800万円ほどが相場とされているため、1年間にかかる費用の目安を計算し、計画的に住宅の修繕にかかる費用を積み立てておくとよいでしょう。また、これらの他にも、保険に加入される場合はそちらにかかる費用も必要となります。
◇生活費
住宅の購入費用や、生活を始めてからかかる生活費を削減するために、省エネリフォームを検討するといいかもしれません。分譲住宅の場合でも、省エネや創エネを意識した住宅も多くなってきてはいますが、月々にかかる生活費を抑えたいのであれば、太陽光発電システムやエネファームの設置、電気自動車の活用をおすすめします。
分譲住宅を選ぶ際には、交通アクセスや周辺施設、自然環境や地域の安全性など、立地と周辺環境が重要です。事前に、最寄り駅やバス停の距離や周辺の生活施設、地盤の状態や地域の治安を確認しましょう。建物の品質と設備においては、耐震性や水回り、電気設備の確認が不可欠です。
そして、購入後の維持管理や生活費を見積もっておくことも重要なポイントになります。快適な生活を送るための準備として、維持管理費や修繕費用の計画的な積み立て、省エネリフォームなどを検討しておくとよいでしょう。