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分譲住宅の基礎知識
規格住宅と分譲住宅の違いとは?
公開:2024.06.28 更新:2024.06.28長野で住宅購入を検討している方の中には、「分譲住宅と規格住宅のどっちを選べばいい?」と悩んでいる方もいるかもしれません。
規格住宅は標準的な設計図や仕様に基づき、多様なプランから選べるため、短期間で完成します。しかし、適切な土地を見つけるのが難しい場合もあるでしょう。
一方、分譲住宅は開発業者が用意した区画や建物をセットで販売し、土地探しの手間が省けるだけでなく、すぐに入居可能な点が魅力です。どちらも独自の利点がありますが、選択する際にはそれぞれの違いを理解することが重要です。
目次
規格住宅とは?
規格住宅とは、あらかじめ設計された標準的な設計図や仕様に基づいて建築される住宅のことです。規格住宅と建売住宅、分譲住宅にはそれぞれの特徴があるため、「どっちを選ぶべき?」と悩んでいる方は、しっかりと吟味した上でマイホームを選ぶことが大切です。
◇規格住宅とは
規格住宅はあらかじめ決められた標準的な設計図や仕様に基づいて建築されるため、一般的に多くのプランやデザインが選択肢として用意されています。顧客はこれらの中から選ぶことができますが、大幅なカスタマイズは難しい場合があります。
工程が標準化されているため効率的な生産・施工が可能で、比較的短い工期で住宅を完成させることが可能です。
コストと価格帯に関しては、規格化された設計と効率的なプロセスにより、一般に低コストで提供されます。価格帯も比較的リーズナブルなのが規格住宅の特徴です。
これに対して建売住宅のほうは、住宅メーカーが自社で土地を取得して計画から建築、販売までを一貫して行う形態です。通常、建売住宅は一定数の住宅が同時に建設され、完成後に販売されます。
◇規格住宅と分譲住宅の共通点
規格住宅と分譲住宅は、いずれも顧客が自分の好みやニーズに合った住宅を多様なプランやデザインから選ぶことができるという共通点があります。どちらも低コストでしかも施工期間が短いので、手軽な予算で住宅を探している人にはぴったりです。
規格住宅の問題は土地探し
画像出典:フォトAC
規格住宅の問題点は、何といっても土地探しにあります。規格住宅は一般的に同一の設計や仕様で建てられるため、適切な土地を見つけることが難しいかもしれません。
◇自分で土地を探す必要がある
規格住宅の場合、規格に適した土地を探すことが重要です。規格住宅では土地の形状に課せられる条件が多く、カスタマイズせずに家を建てなければなりません。設計が十分に活かせるような土地ではない場合、規格住宅の特性を十分に謳歌できないことがあります。
◇地形によっては建てられない場合がある
また、地形によっては規格住宅を建てられない場所もあることにも注意が必要です。規格住宅は整型地を想定した設計や仕様である場合も多く、変形地や狭小地だと建てられないことも珍しくありません。
市街化調整区域にある土地や、農地から宅地に転用していない農地などは、住宅が建てられないので注意しましょう。
分譲住宅なら土地探しの手間が不要
分譲住宅の利点として、土地探しの手間が不要であることが挙げられます。分譲住宅は、開発業者があらかじめ用意した区画や建物を販売するため、購入者は自分で土地を探したり、建物を設計したりする手間が省けるのです。そのため、比較的スムーズに住宅を購入することができる利点があります。
◇土地と家を同時に購入できる
分譲住宅は、不動産開発業者や建設会社が一定の地区・区画において、あらかじめ用意した物件を販売する形態の住宅のことです。分譲住宅の場合、土地と家がセットになって販売されているので、住宅のデザインに最適な土地を不動産業者が選びます。そのため、自分で土地探しをする必要がありません。
◇暮らしのイメージがしやすい
建売と比べると、暮らしのイメージがしやすいのも分譲住宅の利点の1つです。
分譲住宅は完成した状態で販売されており、物件を実際に現地で見学することで、住み始めてからの生活の様子を想像しやすくなります。完成した物件を見れば、事前に物件を確認できるので、購入後の「思い描いていたイメージとの食い違い」を防げるのです。
また、建物は完成済みまたは建築予定の状態であるため、住み始めるまでの手続きがスムーズであり、すぐに住み始めることもできます。
分譲住宅は入居までも早い
長野県で分譲住宅を購入する利点は、それだけではありません。購入を決意してから入居までの期間が早いため、引っ越し先の仮住まいに無駄な費用を使う必要もないのです。
◇即入居できる
規格住宅は打ち合わせや施工の時間を必要とするため、入居まで数か月はかかります。しかし、分譲住宅の場合は、一般的に入居までのプロセスが比較的早いのが特徴です。
その理由として、開発業者があらかじめ計画して建設を進めているため、建物の完成が比較的早いか建築期間がない場合が多く、既に建てられた住宅を購入できることが挙げられます。
また、分譲住宅では多くの場合、契約後に即座に引き渡し可能な状態にあることが一般的です。建築期間がない上に入居者もいないため、最短1か月で住み始めることも可能です。
◇利便性が高い
利便性の高い生活を送ることができるのも、分譲住宅ならではの魅力です。分譲住宅では開発業者が地域全体のインフラ整備を行うことがほとんどで、道路や公園、商業施設などが充実しているケースが多いです。
それによって、より利便性の高い生活が送れる可能性が高いといえます。子育てや仕事に追われている人にとって、日常生活を快適に遅れることは分譲住宅を選択する大きな利点といえるでしょう。
規格住宅は標準的な設計図や仕様に基づいて建築される住宅で、多様なプランから選ぶことが可能です。効率的な生産・施工が可能で、比較的短期間で完成します。ただし、適切な土地を見つけるのが課題で、地形や条件によって建設が制限される場合もあるでしょう。
一方、分譲住宅は開発業者が用意した区画や建物をセットで販売し、土地探しの手間が省ける利点があります。入居までの期間が早く、利便性の高い生活を送れる点も魅力です。