/ 長野で分譲住宅を購入する際はアフターフォローを確認しよう | 長野で理想の分譲住宅ガイド /
分譲住宅の基礎知識
長野で分譲住宅を購入する際はアフターフォローを確認しよう
公開:2024.03.28 更新:2024.03.28分譲住宅を選ぶ際、低価格だけでなく、充実したアフターフォローも重要な選択基準です。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、新築住宅は基本構造部分に10年間の保証義務がありますが、内装や設備の不具合は含まれません。定期的なメンテナンスや緊急の修理を考慮し、アフターフォローサービスが整っている施工会社を選ぶことが望ましいです。
施工会社によってアフターフォローの範囲やサービス内容が異なるため、購入前の確認が必要です。アフターフォローの点検は通常無料で提供され、新築時やその後の定期点検で住宅の状態をチェックします。しかし、アフターフォローに関するトラブルも少なくなく、保証期間や料金の確認を含めた詳細な情報の把握が必須です。
目次
分譲住宅の購入する際はアフターフォローを確認
分譲住宅に限らず、購入した住宅で安心して末永く生活を送るためにも、しっかりとしたアフターフォローサービスの存在は決して欠かせません。こちらでは、分譲住宅を購入される前に確認すべきアフターフォローサービスについてご紹介します。
◇10年間の保障の義務について
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」にて、分譲住宅に限らず、新築住宅の基本構造部分に対して、10年間の保証義務を定めています。ただし、保証は住宅の躯体に対する問題や雨漏りが発生した場合に限られているため、配管や設備機器、内装などのその他の欠陥や不具合に対しては保証が適用されません。
◇アフターフォローの重要性
購入した住宅で安心して末永く生活を送るためにも、アフターフォローサービスの存在は決して欠かせません。通常、住宅は長期間にわたり、利用されることが一般的です。新築した住宅であっても設備や内外装は年々劣化していくため、定期的なメンテナンスや修理が必須と言えます。
定期的なメンテナンスや必要に応じた修理が行われていないと、住宅の欠陥や不具合に気がつきにくく、修理に必要な費用が高くなってしまったり、住み心地や快適性が損なわれたりするおそれもあります。
しかし、アフターフォローサービスがついていないと、メンテナンスや修理にかかる費用は全額自己負担となるため、住宅の維持管理費用が必要以上に高くなってしまうでしょう。分譲住宅の購入をご検討中であれば、充実したアフターフォローサービスがしっかりと用意されている工務店やハウスメーカーを選ぶと安心です。
施工会社の一般的なアフターフォローについて
新築住宅におけるアフターフォローサービスの内容は工務店やハウスメーカーにより、大きく異なります。そのため、分譲住宅の購入をご検討中であれば、購入前に各工務店やハウスメーカーのアフターフォローサービスの内容を確認しておきましょう。こちらでは、施工会社の一般的なアフターフォローサービスの詳細についてご紹介します。
◇新築時に点検すること
新築した住宅で快適な生活を送るためにも、新築時に点検すべきポイントがいくつかあります。新築時に住宅の品質や安全性を確認することにより、将来的なトラブルの発生の防止につながります。
新築時に点検すべき主なポイントは次の12項目です。
・壁紙が剥がれていないかどうか
・ドアや扉の動作確認
・水の流れや水圧の確認
・水漏れの有無の確認
・キッチン周りの欠陥や不具合および動作確認
・通気口に水が溜まっていないかどうか
・住宅の外側に日焼けによる影響の有無の確認
・木材に反りが出ていないかどうか
・戸当たり部分の傷の有無の確認
・コンクリートにひび割れが出ていないかどうか
・施錠部分のトラブルの有無
・2階部分からの排水に問題はないかどうか
施工した工務店やハウスメーカーのミスによる欠陥や不具合が見つかった場合は、修理、修繕、やり直しなどを請求できます。
◇施工会社の一般的なアフターフォロー
アフターフォローサービスの内容は工務店やハウスメーカーにより、大きく異なってきます。しかし、一般的には、引渡し前の新築時、3ヶ月後、半年後、1年後、2年後に点検を行っているところが多いようです。
ほとんどの場合、これらの点検は無料で受けられるため、新築した住宅で安心して末永く生活を送るためにも、点検を受けられるとよいでしょう。
アフターフォローを巡りトラブルも?事前に確認すべきポイント
分譲住宅には価格を抑えつつ、新築住宅を購入できる魅力な選択肢です。しかし、アフターフォローサービスを巡ってトラブルが発生することも少なくありません。こちらでは、長野県で分譲(建売)住宅の購入をご検討中の方に向けて、アフターフォローに関するトラブルやアフターフォローについて確認すべきポイントについてご紹介します。
◇アフターフォローに関するトラブル
分譲住宅の場合、低価格で販売している分、アフターフォローへの予算を下げている場合があり、注文住宅のような手厚い対応ができないというケースも見られています。また、分譲住宅は注文住宅とは異なり、購入に至るまでの期間が非常に短いため、お客さまご自身の確認不足により、トラブルにつながることもあるようです。
分譲住宅の購入をご検討中であれば、購入を決める前に住宅の詳細な情報が記載された資料などの内容をしっかりと確認することをおすすめします。
◇アフターフォローについて確認すべきポイント
アフターフォローでは、サービス内容はもとより、保障期間や料金の確認も重要です。
・保証期間
アフターフォローサービスの内容と同様、保証期間は工務店やハウスメーカーにより、さまざまです。そのため、長期間にわたり、手厚いサポートが受けられるかどうかは設定されている保証期間やメンテナンスが行われる頻度で判断できます。なお、30年や60年など長期の保証期間を設定し、その間に定期メンテナンスを行っている業者も見られます。
・料金の有無
アフターフォローサービスでは、一定期間内の点検や補修など無料で受けられるサービスもありますが、その範囲や料金は工務店やハウスメーカーによって異なります。そのため、アフターフォローサービスの内容を確認される際、保証期間と合わせて料金の有無を確認しましょう。
分譲住宅の選択において、価格だけでなく、将来的な住宅維持のためのアフターフォローサービスが非常に重要です。新築住宅には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく、10年間の基本構造部分の保証が義務付けられていますが、この保証は躯体や雨漏りに限定され、内装や設備などその他の部分は対象外となります。そのため、購入時には、充実したアフターフォローサービスを提供する施工会社を選ぶことが賢明です。
具体的には、新築時の点検では壁紙の剥がれ、水漏れなどの基本的な12項目のチェックが推奨され、施工後も3ヶ月、半年、1年、2年ごとの定期点検が一般的です。これらの点検は通常無料で提供されることが多いですが、アフターフォローサービスの範囲や料金は施工会社によって異なるため、事前に詳細な情報を確認し、サービス内容と料金の有無を明確にすることが重要です。アフターフォローに関するトラブルを避けるためにも、購入決定前には住宅の詳細な情報を確認し、保証期間やメンテナンスの料金体系についても把握しておきましょう。